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ジオキャンプレポート1日目
~山と小川を駆け巡った夏の3日間~

まだまだ緊張気味な1日目

1日目スケジュール(7月22日)

16:30宿集合
夕飯
星空観察(曇り空のため昆虫採集へ変更)

「ここ長野県の須坂市(峰の原)は北海道の釧路と同じ気温なんですよ。」そう話すのは、今回宿泊するペンションのオーナー、古川さん。そのため、冬場は食品は冷凍庫に入れなければカチンっと凍ってしまうそうです。初日は夕方に集合。早めの時間に夕食を済ませ空観察へ向かう行程です。初日ということもあって子ども達はまだまだ口数かずが少なく緊張気味です。さあ、2泊3日のジオキャンプの始まりです。

夜空は曇り。予定変更で昆虫採集へ。大人も子どもも大興奮!!

しかし、初日から問題が。予定していた星空観察ですが、空が雲で覆われてしまったために星を観ることができません。そこで、予定を変更して森に昆虫採集へ向かうことに。狙うはカブトムシやクワガタ。一同懐中電灯を片手に森に向かいます。もちろん、森の中は真っ暗ですが、スタッフが皆の足元をライトで照らしてサポートするのでご安心を。

森に到着するとまずは虫取りの基本中の基本、樹液が出ている木を探します。しかし、なかなか見つかりません。というのも、今年は冬場の降雪量が少なかったため雪解け水が少なく、木が水をあまり吸い上げられていないためだそうで、例年より樹液量は少なめ。それでも、子ども達はもちろん、大人も夢中になって樹液も出る木を探します。(もちろん虫も一緒に探します)

そしてようやく樹液がたくさん出ている木を発見。さっそく虫がいないか確認です。皆のライトの光を集めれば、十二分に明るさは確保できるので、木の枝の先まで虫がいないか隅々まで確認します。しかしながら虫発見に至らず。気を取り直して次の場所を探しましょう。

 

カブトムシ発見で一同大興奮!!!

時間を忘れて、大人も子どもも夢中で虫の居そうな木を確認します。すると、「ブーーン」と微かに甲虫類特有の飛ぶ音が。

一同、静かに耳を澄ますと・・・「ブーーン」確かに聞こえました。期待が膨らみます。すかさず音のする方向にライトの光を集中させてみると、光の先にはカブトムシが。すると、ライトの光に驚いたカブトムシが草むらに落下。慌ててスタッフが駆け寄り、無事捕獲。捕れたのは立派なオスのカブトムシ。歓声が上がります。 その後も捜索しましたが、初日ということで今日はここまで。帰りに星空観察を予定していた場所へ少し寄り道。遠くの山のさらに向こう側の狭間から、街の夜景が望め、自分達がいる標高の高さを目で見て感じることが出来ました。ここでは、翌日のスケジュールのご案内を行い、宿へ戻ります。帰る頃には、子ども達の緊張もだいぶ解れ、スタッフとの距離も縮まったように感じました。まだまだジオキャンプは始まったばかり。さあ、明日に備えてしっかり休みましょう。

森の山は真っ暗!

皆で昆虫がいないか探します

立派なオスのカブトムシが捕れました


夜の山での発見

夜の山では、色々な発見がありました。

まずは、セミの幼虫。参加者の男の子が足元をライトで照らしたら目が光ったから気付いたそう。子ども達の観察力は素晴らしいですね。私たちもセミの抜け殻はよく目にしますが、生きた幼虫に出会えるのは貴重な経験。せっかくなので、宿に持ち帰って一晩観察することに。明日、どうなっているか楽しみですね。

お次はヒキガエル。その姿におもわず触ってみたくなりますが、ヒキガエルは毒を出すので触らないように注意です。驚かさないように、そっと観察しました。

 

夜道で見つけたヒキガエル

セミの幼虫

ケースに入れて観察しました