D.Y.F.C 北海道 余市港
「シーランチ」船釣りジギングスクール 開催レポート
開催日 :2024年7月13日(土)
D.Y.F.C初となるジギングスクールを北海道で開催!
基本のシャクリをマスターして、さまざまな魚をゲット!!
船釣りスクール3連弾の最終回は、7月13日。北海道余市港・遊漁船『シーランチ』のご協力を得て開催しました。
学習した釣りは、D.Y.F.C発となるジギング。メタルジグと呼ばれる金属でできた棒状のルアーを海底まで落として、上へ上へとシャクリ上げながら魚を誘って食わす釣りになります。
出船前に北海道在住のルアークラフトマン佐藤博之プロから、「メタルジグは、ボトム(底)から表層まで探ることができるので、いろいろな魚が狙えます。このメタルジグをあたかも活きた小魚が逃げまどうように動かして食いつかせるのが、この釣りの醍醐味です」と説明されてワクワク感を上げた参加者たち。今、ヒラメが好調に釣れていることも聞いて、やる気モード全開で船に乗り込みました。
ポイントに着く間に、タックルをセッティング。その際、各コーチがメタルジグの動かし方をレクチャー。「シャクリは、ロッドの振り幅、スピード、リールの巻き上げ回数と巻き上げ速度の組合せで無限になるけど、初めての人はまず基本のワンピッチワンジャーク(ひと巻き、ひとシャクリ)を覚えましょう。これでジグが左右に動いて誘えます」とは、D.Y.F.C東日本ヘッドコーチの佐々木 修プロ。
具体的には、メタルジグが底に着いたらリールのハンドルを1回転させて糸を巻いて、その後にロッドの振り幅1~1.5mくらいで1度シャクル。これを自分がやりやすいスピードで繰り返すだけでOKとのことでした。
船がポイントへ到着。さっそくジギングをスタート! ちなみにポイントは根周りで、水深は30m前後。最初のターゲットは根魚でした。
船長が水深の半分まで誘うことをアナウンス。参加者たちが真剣にシャクリを繰り返していると、小学校高学年のロッドティップがガンガンガンと叩かれるアタリを捕らえました。
すかさずコーチが「アワセを入れて!」とアドバイス。すぐに対応するとロッドティップが海面に引き込まれてフッキング成功。魚とのファイトが開始。存分に引きを楽しんだ後、浮上してきたのは、良型のカナガシラでした。
その後、ここではマゾイやガヤ(エゾメバル)などが釣れて、ポイント移動となりました。
この日は、根回りを中心に攻めて、2時間後に参加者全員安打を達成。3度目のヒラメポイントでは、底を中心に攻めて(底から5mまでを丹念に誘う)首尾良くゲットするなど実にさまざまな魚が釣れて、参加者たちはジギングのポテンシャルの高さを実感しました。
実釣後半では、シャクリのパターンを変えてフォールで食わすことやハイピッチジャークで追わせて食わすなどを覚えた参加者もいてジギングを満喫。参加者全員が笑顔で船を降りることができました!!
マグロやブリなどのルアーキャスティング&ジギングゲームからエサ釣りのソイ、ヒラメまで! 今回は、北海道余市港の大人気遊漁船『シーランチ』を貸し切ってスクールを開催。『シーランチ』は、少し前に30ノットオーバーの高速船に船を乗り換えて機動力をアップ。釣果をグングン上げています。ちなみに舞台となる余市沖は、ヒラメが好調に釣れているとのこと。市場にもヒラメが数多く水揚げされていました。
参加してくれた北海道のみなさんは、集合時間前に勢ぞろい。受付開始の合図と共に列を成してくれました。おかげさまでスムーズに受付が終了。出船時間を早め、長く船に乗って釣りを楽しむことができました。ありがとうございました。
スクールの始まりは、安全確保から。受付を終えた人から順にD.Y.F.Cオリジナルのライフジャケットを身に着けていただきます。
ライフジャケットを身に付けたら、プロたちと写真を撮って参加の記念を残します。いつもなら、みんなが集合するまでの間にライフジャケットの必要性や安全性。イザという時の使用法などを学ぶミニスクールを開催していますが、今回は開催式前に全員でそれを学習しました。
開催式のスタート! プロを代表してD.Y.F.C東日本ヘッドコーチの佐々木 修プロがご挨拶。「今日は、ひとつで良いので、何かを覚えて帰って下さい」とお願いがありました。続いて佐藤博之プロがジギングの説明と釣り方のコツを指導。メタルジグは小型でも他のルアーより重いので遠投でき、深場も攻めやすいことや最初に基本となるワンピッチワンジャークを覚えて(本文参照)、慣れてきたらシャクリのバリエーションを増やして行くことなどを学びました。
待ちに待った乗船です! 事故が無いようコーチ陣が先に乗船し、参加者たちはクーラーなどの荷物を先に乗せて身体ひとつで移動してもらいました。そして、いよいよ出船です。「行ってきま~す!」と保護者へ元気に手を振ります。船は沖のポイントへと向かいました。
ポイントまでは、ちょっとしたクルージング。この日も気温は上がりましたが、風を切って海上を進む船上は涼しく、快適にポイント周辺に到着。船長が魚探で魚の反応を探す間にコーチとセッティングを開始。コーチは、攻める水深に対してのルアーの重さやラインとの結び方。ジギングの基本となるワンピッチワンジャークのやり方などをわかりやすく解説していました。
船長のアナウンスで実釣開始! ポイントは根周り。水深は30m前後でターゲットは根魚全般とのこと。メタルジグを底まで落としたら、水深の半分まで誘い上げて探って下さいという指示通りに参加者たちは魚を探り出しました。なお、底取りが微妙な人にはコーチが付いてマンツーマン指導。その後、しばらくするとヒットの声。最初に上がってきたのは、カナガシラでした!!
この日は、ポイント移動する度に2~3人の参加者のロッドが曲がる展開で、釣り開始から2時間で全員安打を達成しました。3度目のポイント移動では現在好調に釣れているヒラメのポイントへ入り、首尾良く良型をゲット!底付近を丁寧に探って、見事ヒットにつなげました!!
スクール中盤になると参加者たちもジギングに慣れ、コンスタントに魚を掛けられるようになりました。この日良く釣れたのは、マゾイと北海道を代表するポピュラーな魚・ガヤ(エゾメバル)。ソウハチガレイも顔を出しました!!
スクールの後半は、メタルジグを落とし込んで食わすテクを覚えたり、ジャカジャカ巻き(ハイピッチジャーク)を試したりするなど、いろいろな技をコーチから習ってジギングを楽しみました。そして最後に、「ヒラメを狙いたい」とのリクエストがあり、再びヒラメのポイントへ。ここで粘り、納竿間際に追釣に成功!みんな笑顔で帰港しました。
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