

東京都 平和島
船釣りスクール 開催レポート
開催日 :2025年6月14日(土)
美味しい江戸前のシロギスを船釣りでゲット!
キャストを覚えて数釣りの楽しさも味わいました!!
会員さんたちからのリクエストが多い船釣りスクール。6月14日は、関東の会員さんを対象に、東京湾遊漁船業協同組合のご協力のもと、4隻の船を用意し、平和島の港を拠点にスクールを開催しました。
狙った魚は、江戸前を代表する美味しいシロギス。パールピンクに輝くボディを持ち、“海の貴婦人”とも呼ばれる魚です。東京湾でのシロギス釣りは毎年実施していますが、参加者の多くはビギナー。そのため、今回も仕掛けさばきがしやすい胴突き2本バリ仕掛けで挑みました。
出船前には、石塚広行プロと富士村彩花プロから、エサの付け方やスムーズな仕掛けの投入方法など、釣りの基本的なコツを教えてもらった参加者たちが桟橋へ移動。4隻の船に分かれて乗船し、ポイントとなる木更津沖を目指しました。
ポイントに到着するまでの間、各班にはコーチからタックルの扱いやセッティング、仕掛けの説明などを行い準備は万端。潮風を浴びながらのクルージングを楽しんでいると、やがてエンジン音が静かになり、ポイントに到着しました。船長が魚群探知機を使って魚の反応を確認し、投入の合図が出されます。
一斉に仕掛けを落とし、参加者たちはオモリで着底を確認。その後は、教わった通り、仕掛けを張ってしばらく待ち、30秒に1回程度仕掛けを軽く持ち上げて再び底へ落とす“誘い”を繰り返しました。すると、すぐに「ヒット!」の声があがり、船中のあちこちでシロギスが釣れ始める展開に。コーチはアワセの指導や取り込みのサポートで大忙しです。
最初にアタリをとらえたのは、船の中央部「胴の間」にいた女の子。彼女が釣り上げたシロギスのサイズは、この日のアベレージとなる15㎝でした。
最初のポイントではしばらくアタリが続き、順調に釣れていましたが、徐々に食いが渋くなり、やがて反応がなくなってしまいました。そんな状況を見て、船長は移動を決断。この日は、このようにポイントを移動しながら釣りを進める形となりました。
中盤以降、参加者たちが仕掛けの操作に慣れてきたタイミングで、コーチ陣は「振り子式の投入法」と呼ばれる、前方にキャストして広範囲を探る釣り方をレクチャー。これにより、ポイントの変化に対応しながら、釣果を伸ばすことに成功しました。
今回のスクールでは、船中全員が釣果をあげる“全員安打”を早々に達成。釣れにくい時間帯でも、広く探る努力が成果につながるということを参加者たちはしっかり学び、自信に満ちた表情で船を降りていきました。
今年で連続3年目となる東京湾でのシロギス釣りスクール。例年同様、『東京湾遊漁船業協同組合』のご協力のもと、平和島に船宿を構える「まる八」を拠点に、東大井の「いわた」と立会川の「大山丸」のご協力も得て開催することができました。どの船も、機会があればぜひ乗船して船釣りをお楽しみください!
関東エリアでも大人気の船釣りスクール。受付には長い列ができましたが、参加者たちはノリノリで、笑顔いっぱいに受付を済ませてくれました。ちなみに「昨日の釣果は?」と聞いてくる、やる気満々の参加者も見られました。
スクールの始まりは安全確保から。受付を終えた人から順に、D.Y.F.Cオリジナルのライフジャケットを身につけていただきます。
ライフジャケットを着けたら、今や恒例となったプロとの記念写真をパチリ! 参加した証を残します。その後は席に整列し、全員が集合するまでの間にプレスクールを実施。ライフジャケットの“いざ”というときの使い方や、目立つヒモを使ってラインの結び方などを学んでもらいました。
メーカー・ブランド問わず、“不要なウエアから新たなウエアを作り出す”。D.Y.F.Cを運営するグローブライド株式会社では、『BE EARTH-FRIENDLY RECYCLEプロジェクト』と題したリサイクル活動を推進しています。スクール会場でも毎回、回収ボックスを設置しており、今回もウエアを持参してくださった方がいらっしゃいました。ご協力、誠にありがとうございました。
※リサイクル活動の詳細はこちらをご覧ください。
出船前には、石塚広行プロと富士村彩花プロが「シロギス釣り」のコツをレクチャー。「シロギスはエサを吸い込んで捕食する魚なので、アオイソメのタラシ(ハリからはみ出す部分)は2cm程度にすること」や、「シロギスは海底から30cm前後の層を回遊しているため、その層を意識してエサを漂わせること」など、実践的なアドバイスをしてくれました。レクチャーの後は、各班に担当のコーチがついてご挨拶。いよいよ乗船です!
乗船時も安全第一! まず荷物を手渡しで船に積み、その後に体ひとつで乗り込みます。出船までの時間には、釣り座での荷物の置き方やタックルの配置などをコーチがレクチャー。いざ出船の際には、見送りの保護者に「行ってきま~す!」と手を振り、元気に沖へ向かいました。
初めて船に乗る会員さんは大興奮! ポイントまでの航行時間はおよそ40分。途中には羽田空港があり、ド迫力の離着陸シーンも楽しめます。移動中には、タックルや仕掛けのセッティングなども進め、ポイント到着後にすぐ仕掛けを落とせるよう準備を整えました。
ポイントの木更津沖は水深およそ10m。船長が魚群探知機でシロギスの群れを確認し、ベストなタイミングで投入の合図を出します。エサの付け方に苦戦するビギナーには、コーチがマンツーマンで丁寧に指導。エサ付けを終えたら、船長の合図とともに釣りがスタート! さっそくアタリが出て、その後もあちこちで「ヒット!」の声が上がり、シロギスが次々と取り込まれました。
釣り開始から30分ほどは順調にアタリが続きましたが、次第に活性が落ちる展開に…。状況を察した船長はすぐに移動を決断し、新たなポイントへ案内してくれました。この日は、こうした移動を繰り返しながら釣りを進行。また、今回はビギナーの保護者を対象にしたスクールも同時開催。子どもと同様に釣りを学びながら、楽しい時間を過ごしていただきました。
中盤からは、コーチ陣が振り子式キャスティングをレクチャー。前方へキャストして広範囲を探る方法を取り入れることで、食い渋り時も効率良く魚を拾えるようになり、釣果をさらに伸ばすことに成功しました。シロギス特有の小気味良い引きをコンスタントに楽しみながら、納竿の時間を迎えました。
テレビや雑誌でおなじみのテスター陣をはじめ、釣りのエキスパートたちが、毎回子どもたちをしっかりサポートしています!
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