17.ビシで釣る
概要
アジ、サバはこんな魚
ポイントはココ
使用タックル&仕掛け
関連する糸の結び方
エサ&エサ付け
釣り方
仕掛けを指示されたタナまで巻く間がポイント!
コマセをシャープに振り出して魚を誘っておこう
サビキ釣り同様、こちらもコマセを使います。攻める水深が40~100mの中、深場なので、詰める容器をビシカゴ(オモリ一体式の金網製、またはプラスチック製)に変えて、一気に底まで落として攻略しましょう。
ビシを海底まで落としたら、船長が指示するタナまで上げてアタリを待つが、その間にコマセを振り出して、魚を寄せる作業を行います。コマセを上手に振り出すと、入れ食いも夢ではありません。
タナまでコマセを分けて撒き仕掛けをコマセの中で漂わす
①仕掛けが絡まないように素早く投入です。ビシが底まで付いたら、糸フケを取る。潮が速い場合は何度かビシを浮かせては落とすを繰り返してしっかり取ります。
②指示ダナの半分まで巻き上げたら(仮に指示ダナが3mだったら、1.5mの位置)一度シャープにロッドをアオリ、コマセを振りだします。PEラインは1mずつラインにマーキングがあるので。これを参考に巻き上げましょう。
③さらに1m巻き上げたところで、再度コマセを振りだし、ゆっくりと3mのタナまで巻き上げます。仕掛けが潮に馴じむと同時に、コマセが仕掛けを覆うイメージです。
④しばらくタナで待っているとアジが食ってくるので、ビシをむやみに動かさないこと。もしアタリがなかったら、再度1mビシを下げて同様の作業をします。
★アタリは明確にわかりアワセは必要ナシ。そのまま巻き上げて取り込みます。
コマセは8分目程度に詰めるのが基本
仕掛けを回収する時にすべてをだし切っている状態がベストと言えます。
アジやサバの持ち方
サビキ編
1回の投入で多点掛けも可能なサビキ仕掛けも覚えておこう
このサビキ仕掛けは、底付近から中層のアジを狙う時に用いることが多い。通常の仕掛けよりハリ数が多いから、タナを探るのはメチャ有利。どこかのハリが必ずタナをとらえるので、エントリークラスにはもってこいです。
さぁ、一連の流れを覚え、魚を掛けましょう。なんたってこの釣りは、タナさえ分かれば、1回の投入での多点掛けも可能ですからね。
船釣りのサビキも、バリエーションが豊富で、長さもそれぞれ違う。購入したら、まず使用するロッドの長さ(通常は2.1~2.7mくらいで、ビギナーには短目を推奨)に合わせます。慣れないうちは、ハリ数が多いのでハリ同士が絡んでスムーズに釣りができません。
爆釣確定の流れを覚えよう
①底釣りの場合は、オモリが着底したら、素早く糸フケを取り、リールにある「底から」カウンターを0表示にします。もたつくと、サビキ同士が絡むのでスピーディーに。中層の場合は船長の指示ダナまで仕掛けを落とします。
②船長の指示ダナまでオモリを上げ、そこでコマセを振りだします。たいていは「底から〇〇m」と案内されるので、きちんと合わせるように。PEラインのマーキングを見ながらアワセると正確です。
③指示ダナまでの間で、コマセを振りだし、タナまで仕掛けを上げ、そこでもう一度コマセを振る。しばらくアタリを待つが、アタリが無ければ、再度コマセを振ってみましょう。
④それでもアタリが無ければ、探りの開始。仕掛けを回収して、コマセを詰め直して、船長の指示ダナ前後(上を探るのが基本)を同様に探ってみましょう。アタリがやってくるハズです。