27.プラヅノやスッテでイカを釣る
概要
スルメイカ、ヤリイカ、マルイカはこんな魚
ポイントはココ
使用タックル&仕掛け
関連する糸の結び方
釣り座のセッティング
ツノを入れる順番は、上から順序良く差し込み、最後にオモリを船べりの棚に置くこと。移動中はロッドをホルダーに収め、道糸を張るように引き、幹糸をホルダーの糸止めに止めておきます。投入器は通常、船宿でレンタルできます。
釣り方
素早い仕掛け投入から誘いを入れてタナを発見!!
イカの群れは移動が速い。ゆえに素早い投入が釣果の第一歩。スルメもヤリもマルも底を中心に探りを入れるが、それぞれで誘いが異なるので紹介です。
仕掛けが長く、投入法や回収法も独特。まずはこの仕掛けさばきから覚えて攻略開始です。
仕掛けの投入
投入前に、穂先に道糸が絡まっていないか、リールのクラッチをきちんとオフにしているかを確認して行いましょう。
回収法
①ロッドの長さマイナス1mくらいまで道糸を巻いたら、ロッドホルダーにロッドを納める。ロッドを起こして仕掛けの先端をつかんだら、最初のツノを投入器に入れる。この時、空いている手は幹糸を滑らすように伝ってふたつ目のツノをつかんでおくのがポイントです。
②ふたつ目のツノを持ち替え、空いた手で3つ目のツノを同様につかむ。これを続けます。投入器にしまう手と、ツノをつかむ手にわけ、リズム良く取り込んでいきます。
③最後のツノを投入器に入れたら、オモリを船べりの棚に置いて終了です。
プラヅノでアピール! スルメイカ、ヤリイカの爆釣法
スルメはシャープなシャクリでヤリはソフトなリフト&フォール
スルメは底から中層を探る
頭上までシャクリ上げたら数秒待って、アタリを聞きます。イカからのシグナルがない場合は、上げた分の道糸を巻きながらロッドを海面に戻し、同様に探り、指示ダナの上限まで行いましょう。
ヤリイカは底付近を探る
シグナルがない場合は、1m刻みでタナを上げ、底から10mくらいまで探ってみること。アタリは通常、グッとロッドに重みが乗ってきます、底付近のアタリはフワッと軽いことが多い。このアタリをしっかり取れるかで、釣果が変わるので集中して探りましょう。仕掛けを底に這わせてから聞き上げることも有効なので実践してみましょう。
①仕掛けを落とす時は竿先を海面近くに下げ、道糸の出をサポート。素早く仕掛けが落とします。
②底付近でツノをソフトに揺らしてアタリを待つのがヤリイカです。
③船長からの指示ダナの範囲内をシャクリ上げて探るのがスルメイカです。
④取り込みは、一定の構えとスピードで巻き上げること。ポンピングや巻き込みスピードを変えるとイカがバレます。ツノのカンナ(ハリの部分)にはカエシがありません。不安定な取り込みはバラシの元になるので要注意です。
ブランコ仕掛けと直結仕掛けの2タイプの仕掛けを用意
一般的な仕掛けはブランコだが、サバの猛攻を受けると台無しになる。サバは2~3個のツノをまとめて飲み込んでしまいます。
その点、直結はツノを飲み込むことができないし、掛かったとしても外れます。サバが登場したら、直結に変えてトライです。イカの乗りには影響ありません。
投入器への入れ方はイラストの通りです。
ちなみに、使用するツノの数は自分で決めて良い。扱いに慣れてない場合は、5~6本から始めて、徐々に数を増やして行きましょう。
ツノのカラーはT.P.O.で変えて挑みます。
マルイカ専用スッテでアピール! マルイカの爆釣法
シェイキングを繰り返し徐々にタナを上げで探る
警戒心が強いが好奇心は旺盛。活性が高ければ、スルメイカのようにドンッと浮きスッテを捕まえるが、通常は触るか触れないかの微妙なタッチ。このアタリを取ることにアングラーはアツくなります。
シグナルをキャッチするには、シェイキングとストップを繰り返すのが二重マル。カワハギの叩き釣りのイメージで探りましょう。
比較的、底付近を回遊するマルイカ。底から徐々にタナを切って、当たりダナを見つけて数を伸ばしましょう!
①ヤリイカにも言えるが、底付近を攻める時は、底から10mくらい上からゆっくり落とし込みましょう。スプールを軽くサミングして、滑らせて行います。
②底付近でシェイキング。スッテをブルブルと揺らし、マルイカにアピール。そして抱きつきたくても抱けないようにします。
③揺れを止め、スッテに抱きつきやすくします。マルイカは、チャンスとばかりに跳びつき、夢中で抱いてきます。
④他のイカ同様、一定のリズムと構えで巻き上げます。
取り込み時にイカと目を合わせると最後。必ずスミを吹き掛けられる。そんな衝撃的なトラブルもイカ釣りの魅力ですが、注意しましょう。