MONOCOQUE BODY
モノコックボディ
強靭・耐久テクノロジー、モノコックボディ。従来スピニングリールは、ボディとボディカバーでドライブギアの両端を支持し、それを数箇所のスクリューで固定する方式が一般的だった。この構造から、更なる精度と剛性の向上を目指し、ボディカバーを廃し、ボディに直接高精度のプレートをねじ込むことで固定したのがモノコックボディ。これによりギアの支持精度が高まり、また剛性・気密性も向上。更には、従来スクリューに取られていたスペースを活用し、ドライブギアのサイズを極限まで拡大することにも成功した。モノコックボディとは、MONO(ひとつの) - COQUE(殻)という意味。一枚貝の殻がそうであるような強靭さを象徴する、まったく新しい形状は、リール構造の常識を打ち破った。
MAGSEALED
マグシールド
ボディとローターの隙間に磁性を持つオイルの壁を作ることで海水や埃などの侵入をシャットアウトする防水構造。ボディとローターが無接点だから軽く滑らかな回転はそのままに、初期の回転性能を長期間維持する。回転異音の原因の多くが、塩ガミ・異物の侵入。もちろんその中には過って水に落としてしまうなどで発生するケースもあるが、そのような場合を除き、マグシールド化されたリールの回転異音発生率は大幅に低下している。しかもこの比率は、マグシールド登場後、時間が経てば経つほど、大きな差としてデータに現れつつある。これは長く使用すればするほどその効果がより発揮されるということ。つまりマグシールドの防塵・防水能力が非常に高いレベルにあることを証明しているのだ。
ZAION V
ザイオン V
リールを、もっと軽く、強く。そのために開発されたカーボンハイブリッド樹脂が、ザイオン V(ブイ=バーサタイル)。ハイブリッドするカーボン量を緻密にコントロールすることで、金属を凌駕する軽量性と、金属に比肩するほどの強度を、ハイレベルで実現するとともに、多くのリールに搭載可能なバーサタイル性をあわせ持たせた。カーボンハイブリッド樹脂のMAXスペックともいえるザイオンのエッセンスを受け継ぐ。
QUICK DRAG
クイックドラグ
瞬時の「クイック」な調整が可能なドラグ。少ないドラグノブの回転で、即座に設定を大きく変えることができる。使用ラインやタックル、釣法に応じて様々に活用可能。
ATD
エーティーディー
魚の引きに合わせスムーズに作動し、滑らかに効き続けるドラグシステム。滑り出しと追従性を追求し、ドラグ設定を気にすることなく、ファイトに集中することが可能。
TWIST BUSTER Ⅱ
ツイストバスター Ⅱ
ラインローラーにテーパーをかけて、ラインをころがすことにより、ローター回転で発生する糸ヨレを相殺。スピニングリールの宿命といわれた糸ヨレを大幅に解消した。
TOUGH DIGIGEAR
タフデジギア
過酷な環境に耐え抜くにはリールを支える強靭な心臓部が必要だ。滑らかな回転がより長く続く「タフデジギア」。マグシールドとの相乗効果で、耐久性に磨きをかける。
AIR BAIL
エアベール
ラインにやさしい凹凸のない滑らかなベール形状により、糸ガラミトラブルが劇的に減少。中空構造であることから、重量を変えず、大幅な強度アップも実現。
BITURBO BRAKE SYSTEM
バイターボブレーキシステム
チタンディスク採用により、従来比2倍のブレーキ効率を達成し、強烈な制動力を発揮。必要なブレーキ力に達するまでのブレーキレスポンスも従来の1/4に短縮。
LC-ABS
ロングキャストABS
スプールの軽量化とあわせ、スプールリップ形状の見直しにより、約5%の飛距離アップを実現。キャストしたラインが描く美しい放物線を体感してほしい。
AIR ROTOR
エアローター
ローターにかかる負荷を分散する独特のアーチ形状は、同等の強度で大幅な軽量化を達成した。ローターバランスも向上し、レスポンスのよい軽い回転も実現。
QUICK ON OFF LB SYSTEM
クイックオンオフレバーブレーキシステム
レバーを操作する指先で、そのままレバーを引けばOFF、押せばON。ラインの出し入れとストッパーON/OFF操作をレバー1本で瞬時に行なえるブレーキシステム。