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9.サーフからフラットフィッシュをルアーで釣る


概要

ヒラメ、マゴチはこんな魚
鋭い歯を持つヒラメは、カレイとは正反対に、左側に両目があります。
マゴチはフラットヘッドと呼ばれるように、体に比べて頭部が平べったい。どちらもフィッシュイーターです。
ポイントはココ
2種とも砂泥地や岩礁まじりの砂地に、埋もれるように潜み、目の前に現れたベイト(餌となる小魚など)を逃さずに襲います。サーフの場合は、離岸流と呼ぶ、払い出す波で掘れた溝や急に深くなるカケアガリが一級ポイントです。
オススメシーズン
一緒に釣れる魚
イナダ、ワカシ、シーバスなど
オススメフィールド
堤防、港内、河口、サーフ(海岸)

使用タックル&仕掛け

サーフ攻略で重要な要素のひとつが“飛距離”。そのため長めのロッドの方が有利になります。ルアーはピンクやオレンジ、チャート系(派手目の色)のアピールカラーに実績があります。
関連する糸の結び方
ヒラメの歯には要注意
ヒラメは、ベイトとなる小魚を鋭い歯でガッチリとくわえ、致命傷を与えます。この歯は1本1本が鋭利な刃物のような形状で、ちょっとでも触れるとスパッと切れるので要注意。釣れた場合は、プライヤーなどでフックを外しましょう。

釣り方

フローティングミノーとシンキングミノーの
ただ巻きとラン&ガンで広く探る

海底に棲息している魚だからと、ボトム(底)を中心に攻める必要ありません! それがヒラメのルアーゲームです。基本的にルアーが届く距離までやってきている彼らは、活性が高い。沿岸の浅瀬を通るベイトを追って、表層を意識しているからフローティングミノーのただ巻きで探れば、襲いかかってきます。水深のある場所ではシンキングミノーも有効となります。
細かいことを気にせず、広い海岸をテンポ良く移動するラン&ガンでルアーを打ち返して探れば、うれしい結果はやってきます。


ヒラメやマゴチのアタリはガツンとやってくるので、後は素早くフッキング。これで勝負はつきます。
離岸流やカケアガリは要チェック!
ポイントで外せないのが、“流れ込み”。そして寄せてきた波が沖へと払い出す“離岸流”です。それらの底はどちらもUの字型に掘れていて沖へと向かう。ヒラメやマゴチはもちろん、ベイトとなる小魚もこの溝伝いに沖からやってくるので絶好の狙い目となります。
フローティングミノーを溝のカケアガリにキャストすれば、ヒラメは一番に飛びつき、マゴチは、ルアーを追って後ろから食いついてきます。
離岸流の見つけ方は、海を見て波が立たない場所や波打ち際が玉砂利になっているところ。日頃からチェックする目をやしなっておきましょう。

ボトムを探るのもアリ!

表層で反応がない場合は、活性が低いと判断。メタルジグやイラストのようなジグヘッドワームでボトムを探ってみましょう。魚の目の前にルアーを通すつもりで、キャスト後、1度ルアーをボトムまで沈めたら、ストップ&ゴー(リトリーブとフォールの繰り返し)で攻めます。目安はリールのハンドルを5回転巻いたら、1秒止めるの繰り返しでOKです。